愛媛建設組合　組合員の皆様

愛媛建設組合では、平成29年6月4日（日）に一人親方労災保険にご加入の組合員さまを対象に
ウェルピア伊予にて安全衛生講習会の開催と講演後に健康診断を受診して頂きました。
講師には、労働安全コンサルタント山本昌弘氏をお招きし、『ヒューマンエラーと事故・災害』をテーマに
講演を行って頂きました。

｢ヒューマンエラー=意図した結果に至らなかった人間の行為や決定｣ということで、不注意・思い込み・
錯覚・忘れ・パニック・危険軽視・省略行為により、実際に起こった事故例を基に説明がありました。
人間の行動として、①よく見る→②判断する（考える）→③行動する（手・足を出す）の中で、①②を
スキップすることによりミス・エラーにつながること、またスキップしてしまう原因として、いつも行っている
作業だから見なくても大丈夫という考え、急いでいる時、慌てて咄嗟に手が出てしまい事故・怪我に至る
ということが挙げられました。また、集団的欠陥として、作業・効率を優先するあまり、仲間の誰もが危険
行為に対して注意する風土が欠落しているという指摘もありました。
ヒューマンエラーを起こさないためには、安全確認の意味を理解させることが重要であり、具体的には
｢たぶん大丈夫であろう｣の憶測をせず、自分・周囲の作業者に対し、危険がゼロになっていることが
保証される状態にすることが必要であるとの説明がありました。

今回の安全衛生講習会が組合員の皆様にとって、労働災害を防ぐための日常の安全作業に少しでも
お役に立てれば幸いです。

組合ではこれからも、一人親方労災に加入されている組合員様を対象に、安全衛生の啓発につながるよう、
より良い講習会を企画・開催して参りたいと思いますので、次回のご参加も職員一同心よりお待ちしており
ます。

（愛媛建設組合　職員一同）